㊽『ほうもんかんご』

月曜日と水曜日。私の家には、決まって訪問看護の方が来てくれる。夏の暑さが厳しい日も、汗をぬぐいながら玄関をくぐってくる姿を見ると、胸の奥がじんわり温かくなる。

血圧を測ってくれる手つきはいつも丁寧で、酸素の量を確認する指先はやさしい。聴診器を胸に当てるときの静けさの中に、私の体の音が響く。体温も測ってもらい、お薬カレンダーにはその日の薬がきちんと並べられる。そんな小さな作業のひとつひとつが、私の生活を支えてくれている。

看護師さんたちは、私の話にも耳を傾けてくれる。何気ない日常のこと、昔の思い出、ちょっとした愚痴。話すたびに、心が軽くなる。主治医の先生と連携をとって動いてくれていると聞いて、安心感が増した。

私の足は、少し曲がってしまっている。だから、歩く練習も手伝ってもらっている。最近、新しく作業療法士さんが来てくれることになった。足のリハビリを始めるのだという。実は一度だけ顔を合わせたことがあるけれど、リハビリを家の中でするのか、それとも外に出るのか、まだわからない。少し不安もあるけれど、どんなことをするのか、早く知りたいという気持ちの方が大きい。

看護師さんは3、4人で交代しながら来てくれる。皆さん女性で、やさしくて、話しやすい。リハビリの先生は男性だけれど、きっと大丈夫。私も頑張ってみようと思っている。

訪問看護のある日々は、私にとって心強い支えだ。体のケアだけでなく、心にも寄り添ってくれるその存在に、今日も感謝の気持ちでいっぱいだ。