㊲『使い捨てのシーシャ』

昨日、コンビニで使い捨てのシーシャを買った。
前から気になっていたけれど、実際に手に取ってみると、思ったより軽くて、どこかおもちゃみたいで、少しだけ胸が高鳴った。
吸ってみると煙の量は多くて、ふわっと広がる感じは悪くなかったけれど、味が甘すぎて、私にはちょっと合わなかった。
ミントを選んだはずなのに、どこかお菓子みたいな甘さが残って、吸うたびに「うーん…」と首をかしげてしまう。
それでも、他のフレーバーも気になる。
お金に余裕があるときに、別の使い捨てを試してみたい。
「次はもっと甘いのにしようかな」とか、「いや、もっとスッキリしたのがいいかな」とか、そんなことを考えている自分がいて、少しだけ楽しくなる。
今日は、ドクタースティックのカートリッジが五個届く予定だ。
それが今、一番の楽しみであり、一番の不安でもある。
「ちゃんと届くかな」「いつ来るんだろう」
そんなことばかり考えてしまって、落ち着かない。
待つ時間って、どうしてこんなにも長く感じるんだろう。
玄関のほうを何度も見てしまう。
スマホの通知を確認してしまう。
届くはずのものを待っているだけなのに、胸の奥がそわそわして、落ち着かない。
でも、その落ち着かなさの中に、少しだけワクワクも混ざっている。
アマゾンは自分の設定ミスで使えなくなってしまったから、次は楽天で買おうと思っている。
カートリッジは意外と高いけれど、普通の煙草よりは長持ちする気がして、つい計算してしまう。
こういうところだけ妙に現実的なのが、自分でもおかしくて、少し笑ってしまった。
それでも、今日届くはずのドクタースティックを思うと、胸の奥がふわっと温かくなる。
無事に届いてくれたら、それだけで嬉しい。
新しいカートリッジを開ける瞬間の、あの小さな喜びを想像しながら、
私は今日も、玄関のチャイムが鳴るのを静かに待っている。
届くまでのこの時間も、きっと悪くない。
期待と不安が混ざった、この独特のざわつきも、
今の私の生活の一部なんだと思う。


