㉗『作業所』

2025年7月8日。 この日、私はひとつの大きな決断をした。 これから三年間、作業所「かたく里」さんで働き続けようと、心に決めたのだ。

この選択に至るまでには、たくさんの迷いがあった。 今の仕事を続けるべきか、それとも生活の安定を優先すべきか。 健康のこと、生活保護の支給額の変化、障害者年金の支え―― 現実的な問題がいくつも重なり、心が揺れた。

でも、ふと立ち止まって考えたとき、 「私は、どんな毎日を送りたいのか?」という問いが浮かんだ。 その答えは、意外とシンプルだった。 無理をせず、自分のペースで、心が喜ぶことをしていたい。 そして、誰かの役に立てる場所で、自分らしく生きていたい。

「かたく里」さんでの仕事は、まさにそんな場所だった。 私は記事を書くことが好きだ。 言葉を選び、文章を紡ぎながら、自分の気持ちや考えを形にしていく。 ときには何を書けばいいのか分からず、頭を抱えることもある。 でも、そんなときこそ、自分の中にある小さな感情や記憶をたどって、 一文字ずつ、丁寧に言葉を紡いでいく。 その時間が、私にとってはとても大切で、かけがえのないものだ。

生活保護や障害者年金に支えられている今の暮らしは、 決して派手ではないけれど、感謝の気持ちで満ちている。 「まだ頂けるだけ嬉しい」――そう思える自分がいることが、 私の強さであり、優しさでもあるのだと思う。

そして今、私は新たな目標に向かって歩き出している。 国家試験の取得という、大きな挑戦。 簡単な道ではないけれど、学習の支援を受けながら、 少しずつでも前に進んでいきたい。 知識を身につけることは、自信につながる。 そしてそれは、未来の自分を支える力になると信じている。

「かたく里」さんには、これからもお世話になります。