㉑『来夢』

2025年7月3日 来夢

私が暮らしているグループホーム「来夢」の近くで、障害のある人たちが集まる「茶話会」が開かれています。毎週日曜日に行われていて、体力的には少し大変なときもありますが、私はこの集まりに通ってみたいと思っています。暑さの厳しい季節ではありますが、それでも「行ってみよう」と思えるのは、そこに何かあたたかいものを感じているからかもしれません。

日曜日の朝は、少しゆっくりとした時間が流れます。外に出る準備をしながら、「今日はどんな人と出会えるだろう」「どんな話ができるかな」と、自然と心がそわそわしてきます。新しい場所に足を運ぶのは、少し勇気がいります。でも、その一歩を踏み出すことで、今まで知らなかった世界が少しずつ広がっていくのを感じています。

実は、前に住んでいた場所でも、似たような集まりに少しだけ参加していたことがありました。ある日、そこで思いがけない再会がありました。今のグループホームで一緒に暮らしている方と、当時すでに出会っていたのです。そのときは本当に驚きましたが、同時に、どこか懐かしくて嬉しい気持ちにもなりました。人とのつながりって、思っているよりも近くにあるものなんですね。

こうしてまた新しい場所で、少しずつ人と出会い、話をして、笑い合える時間が増えていくことが、今の私にとってとても大きな喜びです。「ここにいてもいいんだ」と思える場所ができたこと、それは心の中にぽっと灯るあかりのように、私をあたためてくれます。誰かと同じ時間を過ごし、何気ない会話を交わすことが、こんなにも心を満たしてくれるなんて、以前は想像もしていませんでした。

昔は「ミュージックカフェ」という音楽を楽しむ集まりに、実家から通っていました。音楽に包まれる時間は、私にとって癒しであり、安心できるひとときでした。今はその代わりに、日曜日の茶話会が新しい楽しみになりそうです。まだ毎週参加できるかはわかりませんが、少しずつ慣れて、自分のペースで続けていけたらと思っています。

また、月の初めにはミーティングにも参加する予定です。正直に言えば、ミーティングは少し苦手です。たくさんの人の前で話すことには、まだ緊張してしまいます。でも、「とりあえず行ってみよう」という小さな勇気を持って、一歩を踏み出してみようと思っています。苦手なことにも少しずつ向き合っていくことで、自分の中にある可能性が広がっていくような気がするのです。

新しい居場所ができたこと、新しい人たちと出会えたこと。それは、私にとってとても大切な変化です。日々の中で感じる小さな喜びや、ふとした瞬間のあたたかさが、私の心を少しずつやわらかくしてくれます。これからも、無理をせず、自分らしく過ごしながら、日々の中にある小さな幸せを見つけていきたいと思います。そして、そんな日々が少しずつ積み重なって、私の中に新しい自信や希望が育っていくことを願っています。